「論説委員会」開設にあたって
掲載
このたび、ほぼ放置状態だったホームページを改装し、このような仰々しい名前の新コーナーを設けることにいたしました。その目的を端的に言えば、周囲への遠慮なく本音をさらけ出せる場を作る、ということです。
立ち上げ当初は自作ゲームの公開を目指していた当サイトも、主たる内容は小説へ、イラストへと変遷し、やがてイラストはピクシブ、落書きやその他日常の事例はツイッタで済ませるようになり、凍結が続く状態になっていました。

そんなページに今更手を加えてまで稼働するに至らせた動機は、いろいろありますが、大きな部分を占めるのは、ツイッタのTLに対する行き場のない感情です。はっきり言えば、RTで流れてくる政治・社会関連のツイートが、あまりに劣悪だということです。そういった分野のツイートが流れてくること自体は何の問題もなく、活発にツイートされるのは歓迎ですらありますが、いかんせん内容があまりにひどい。低俗なデマから吐き気を催すような退廃的言説まで、目を覆わんばかりの惨状です。
それに対して自分は、何らの面識もない相手にリプライで食ってかかるような分別のない行為もできず、指をくわえて見ていることしかできませんでした。
もちろん、自らのツイートで正すなり、あるいは対抗する情報をRTすれば済む話ではあります。実際これまでも、ある程度は試みてきましたが、限界がありました。いくら単なるつぶやき、独り言だとしても、ツイッタ上では様々なつながりがあり、それに全く配慮せず、言いたいことを言うというのは、自分には無理な話でした。
さりとて下劣な言説が幅を利かせている現状を見て見ぬ振りをするというのも、義憤が募るばかりで血圧が心配です。なんとかこの憤怒を逃す退避路を作らなければ、創作活動、実生活にすら悪影響が及びかねません。
そのような経緯から、今回、半ば凍りついたホームページを無理やり引っ張り出した次第です。